本商品は量産版の生産準備を進めておりますが、お待たせする期間が長くなってしまうことから、量産の準備が完了するまでの間、数量・期間限定での受注生産を行ないます。メールやお電話等での個別のご依頼にはお応えできませんのでご容赦ください。
※次回生産時期は未定です。お待たせして申し訳ありません。
本ページの最下部にご予約受付についての説明がございますので、必ずお読みください。
※官公庁からのご発注の場合はお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。隊員様の自費購入の場合は通常の受注枠となります。
※訓練年間会員の方は会員専用ページよりいつでもご発注いただけます。訓練年間会員の方は受注生産商品にも割引が適用されます。
1.商品説明
Universal Chest Platform(以下UCP)は、製品名が示すとおり、職種や補職を問わず個人装備の核として運用できるチェストリグシステムです。
随所に自衛官の任務の態様や装備品の事情に即した機能が盛り込まれており、あらゆる方向性への拡張が可能です。
2.主な特長
(1)ボディアーマー併用 / 単体使用の変更容易
UCPは、各種ボディアーマー(陸上自衛隊であれば防弾チョッキⅢ型)との併用を考慮してデザインされています。
※現状、隊員各個に市販品チェストリグをアーマーの上に重ねて着用していますが、
〇アーマーのクイックリリース機能を阻害する
〇アーマーに取り付け・または取り外した際、チェストリグのサイズ調節に手間がかかる
ことが問題点でした。
UCPは、あらかじめアーマー側にアダプターを取り付けておくことで軽易に着脱が可能で、かつ、アーマーのクイックリリース機能を阻害しません(防弾チョッキⅢ型の場合)。
隊員は、個人ごとの勝手の良い個人装備の構成を維持したまま、各種の行動環境を横断できます。(隠密行動時には単体使用し、戦闘間は防弾チョッキに接続する等)
また、迅速に防弾チョッキに接続することができるため、隊員の円滑な行動を助けるとともに負担を軽減します。
別売りのアーマー接続アダプターは、防弾チョッキのテープ2コマにまたがるサイズ(3本の縫い目に荷重を分散)であり、防弾チョッキの過度の消耗を防止します。
(2)形状の可変
UCPは、①コアパネル ②フロントパネル ③インナーマガジンポーチ ④ストラップ ⑤チェストパネル ⑥ハンガーパネル ⑦サイドパネル ⑧メッシュパネルで構成されており、これらのうち③、④、⑤、⑥、⑧が脱着可能です。
(3)排水・廃土構造
UCPの各パネル・インナーマガジンポーチは下端が開放されており、水や砂を溜めることなく排出します。水際作戦での運用にも支障がありません。
加えて、テープ素材の使用を最小限とし、吸水による重量増加を抑えています。
※流通している製品の中には、レーザーカットしたPALS/MOLLEスリットの底に砂や水が溜まる構造のものが多く存在します。
(4)ポーチ類取付スロット及び収納
各所にポーチ類を取り付けるPALS/MOLLE規格のスリットが配置されています。これはあらゆる製品に採用され珍しい機能ではありませんが、UCPは以下の特長を備えています。
ア サイドパネル外側・中・裏側を選択可能で、使用者が小柄な場合でも装着面積が不足しません。
イ 着脱可能なハンガーパネル(下腹部)の表・裏を選択可能です。ハンガーパネルは表裏リバーシブル構造であり、PALS/MOLLEスリットの向きを変更できます。
向きの変更により救急品ポーチを横向きに取り付ける等、スペースを活用できます。ハンガーパネルは身体に密着させる・離す、いずれかの装着位置を選択できます。
ウ 着脱可能なチェストパネル(胸)を使用可能
エ 基本構成に含まれるインナーマガジンポーチで、3本のSTANAG(5.56㎜)マガジンが携行できます。
オ インナーマガジンポーチの前方、フロントパネル内は薄型ポーチとなっています。
カ チェストパネル内は薄型ポーチとなっています。
(5)調節・着脱容易
ア 身体左右のストラップは「前方に引いて締める」構造であるため装着後の締め付けが容易であり、締め付け不良による不具合を回避し、常に最適なサイズでの使用が可能です。
イ 装着位置は上腹部~胸の高さまで変更でき、車両操縦や弾帯(腰回り)に干渉しづらい位置に着用できます。
ウ 受傷時や落水時等、緊急時には緊急開放タブを左右に引くことで左右サイドパネルを開放し、胸のバックルを開放することでUCPを身体から排除することができます。
仕様変更しました。本体右手側にTUBES V2バックルを採用したものが標準仕様となります。バックルの左右入れ替えをご希望の場合はご相談ください。
エ ストラップの調節幅は広く確保してあり、体形の違いや防寒着、雨衣の着用、体型の変化に対応します。
(6)軽量
素材にナイロン両面生地(500D:500D RGとCBは500D/1,000D)を使用したことにより、軽量です。
※レーザーカットを使用することで、構造の簡素化・縫製時の糸の最少化 等、軽量化に寄与しています。
(7)快適性
本体裏側の3Dハニカムメッシュ(着脱可能)は、特に通気性に優れ高温多湿である日本において隊員の消耗を低減します。
※ナイロン製ハニカムメッシュは爆発等の高温に弱く戦闘時には弱点ともなり得ますが、通気のメリットを重視しています。
また、肩~背中のストラップはH型・X型を選択でき、体型や個人の好みに適応します。
ストラップの仕様を変更しました。長さ調節容易で、よりフラット・軽量なストラップが標準仕様として付属します。
H/X型を選択できるストラップは別注となります。ご希望の場合はご相談ください。
(8)近赤外線偽装(陸自迷彩のみ)
陸自迷彩のUCPは部材にIRR(近赤外線偽装)を施工してあり、良好な近赤外線反射率によって、暗所にて暗視装置(微光増幅)で観察された場合にも、過度の反射および暗黒化を起こすことなく迷彩パターンを維持し偽装効果を保持します。
※陸自迷彩のものは、公務の場合を除き日本国外へ持ち出さないでください。
(9)インナーマガジンポーチのポップアップアシスト機能
インナーマガジンポーチには、フラップを前方(身体から離す方向)に引くことでポーチ内の弾倉を持ち上げるポップアップアシスト機能を有しており、この種のマガジンポーチの弱点である弾倉の取り出しにくさを解消しています。
ポップアップアシスト機能はインナーマガジンポーチ内のベルクロを貼り替えることでキャンセルが可能です。また、弾倉を持ち上げるフラップには抜け止めがなされており、極端に引き出した場合に弾倉が飛び出す・フラップが脱落するといった事故を防止しています。
さらにフラップは上下位置の変更が可能であり、89式小銃用の20連弾倉、または20式小銃用の弾倉、鹵獲した外国製武器の弾倉にも対応します。
フラップ自体をキャンセルし、他のフラップまたはショックコードに交換することも可能です。
(10)JBホルダー(別売オプション)
JBホルダーを使用することでサイドパネル内に銃剣を固定できます。純正吊り金具を使用する・しないどちらの方法にも対応可能です。
3.内容品
(1)UCP本体(STANAGx3 インナーマガジンポーチ組み込み済み)
(2)メッシュパッド
(3)チェストパネル
(4)ハングパネル
※仕様が若干変更され、左右ショルダーパッドは別売りとなりました。
4.ご予約方法(2023年12月現在の計画です。予告なく変更される場合があります)
STEP1 一定期間(1カ月単位を予定)に生産できる数量を本ページに在庫として登録いたします。メールマガジンなどでご案内する場合もございますが、更新は不定期に行ないます。定期的に本ページをご確認ください。
STEP2 「在庫あり」の場合、受注生産を承ります。ご希望のカラーをご選択いただき、通常どおりの手順でご注文ください。お手続き後に自動配信されるメールを必ずご確認いただき、サイズやカラーにお間違いがないかお確かめください。
「売り切れ 再販未定」または「入荷待ち」の場合はご予約いただけません。
STEP3 商品の準備ができ次第発送させていただきます。発送の連絡をお待ちください。
注意事項
(1)メールまたはお電話、またはご来社いただいての先行予約はできません。必ずこのページからお申込みください。また、次回受付時期・数量についてのお問い合わせにはお答えできません。
(2)銀行振込またはコンビニ決済の場合、ご入金後に生産を開始いたします。
(3)納期は数量及びカラーにより異なります。2週間~最大3カ月程度を予定しております。
(4)生産可能な数量は変動いたします。
(5)生産は原則としてお申込み順に行ないますが、商品の種類・またはカラーによってお届け時期が前後する場合があります。加えて、工作機械のメンテナンスや職人の指が折れる、胃に穴が空く等の理由から納期が延長される場合がございます。
(6)受注生産品につき、キャンセル不可とさせていただきます。
(7)各製品の量産化が叶った場合や廃版となった場合など、予告なく受注生産を終了する場合があります。
(8)お支払い方法にクレジットカード決済を選択いただいた場合、決済処理は発送の際に行なわせていただきます。← 1/7追記しました。
(9)MC/MCBK等のマルチ系カラーは、できるだけ部材の良い部分を切り出し、縦横を判別して使用しますが、茶色優位、緑色優位などの細かい指定はできません。また、陸自迷彩は縦横の区別なく使用しています。