本製品はグリップに意図的な突起を出現させ、手の支持と操作のバランスを調整してグリップを最適化させる狙いがあります。
銃器の安定性の確保、操作側の指(人差し指親指)の軽快感や照準のしやすさ、ガンハンドリングの向上に繋がります。
■装着方法
本製品を拳銃または小銃の握把(グリップ)に通して装着いただけます。
突起部を薬指に合わせて装着していただくと製品コンセプトを実感いただけます。
89式小銃やARタイプなどの握把が筒状のものに装着できます。
※注:以下のものにはご利用いただけません。
・ステア―AUGやP90やサムホール式などの、握把が特殊な形状の銃器
・本製品の内径(最小時)よりも小さな握把の銃器
■製品コンセプト
本製品のコンセプトを説明するうえで手の機能について解説いたします。
・中指~小指と及び掌外側
支持や安定性の役割が強い/細かい操作は苦手
・親指と人差指、及び掌の内側
細かい操作が得意/支持や安定性が苦手
つまり、手の外側で支持と安定/手の内側で操作となります。
このように手の内側と外側は「相互の機能を補い合う関係」にあります。
銃器を扱うことは上記の手の機能をそれぞれ活用しなくてはなりません。
握把を握り保持する/安全装置を操作して引き金を引くなど
ですがこれらの動作において、それぞれの指の機能にそぐわない指の使い方をすれば
据銃、照準、引金、ガンハンドリングにまで悪影響を与えます。
例えば多くの人は手を握るときに親指から握り込みを行います。
親指を人差し指で握りその他の指は開き、手首を回すと手首の可動に違和感を感じるかと思います。
その逆で親指と人差し指を伸ばし、その他の指を握り手首を回すと個人差はあるでしょうが可動が滑らかになります。
これは操作を得意とする親指を苦手とする支持/安定に利用したことによるものです。
つまり銃を握るときに親指から握りこめば手首が固くなり様々な銃器取扱いに影響を与えます。
本製品は突起部を薬指の部分に合わせて握把に装着することで、薬指を意識して握り込ませる狙いがあります。
また親指は支持/安定の役割から解放され本来の操作の役割にのみ割り当てることができます。
手首が開放されることで本来の正しい目と手の連動が得られます。
それにより繊細なガンハンドリングに加え、ホルスタードローなど咄嗟に銃器を構えたとき目の前に照準が誘導されやすい効果にも期待できます。
また余計な力も入らなくなる為、引き金を引く際のガク引き防止にもなります。
本製品は長田が過去の経験や現在の訓練指導で培ってきたことを製品として具現化したものです。
是非ともお手に取っていただきその効果を実感していただきたく思います。
デザイン:長田 賢治
特許出願製品です。
※商品はゴム製のスリーブです。画像の銃器は付属いたしません。
重量:約5g
外径(最小時):42mm×20mm
内径(最小時):15mm×36mm