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光学機器

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Tamura  2018/7/31

※現在ページ作成中です。順次更新致します。

 

各種光学機器説明

 

1 暗視装置(第0~3世代、デジタル式)

暗視装置とは、微弱な光や赤外線等を利用し、夜間や暗所において視界を確保する装置です。米国においては、光電子増倍管の性能等により第0世代から第3世代に分類分けされています。また、光電子増倍管を使用しないデジタル式の暗視装置もあります。

 

第0世代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画像wiki参照)

第2次世界大戦中に実用化された世代で、目標の像を捉えるために、こちらから近赤外線を照射する必要があります。そのため、照射装置と受像装置を1セットとして運用する必用がありました。

 

第1世代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画像wiki参照)

技術の進歩に伴い、星明りや月の光などの微弱な可視光線を増幅することで像を生成することができるようになり、第0世代で必要だった近赤外線の照射装置が不要になりました。

光の増幅率は、1000倍程度で、有効視認距離は、概ね100メートル程度と言われています。

 

第2世代

(画像wiki参照)

第1世代に比べ可視光の増幅機能が大きく向上しています。

可視光の増幅率は、20000倍程度、有効視認距離が星明りの下で約1500メートル、月明かりの下で約2700メートルと言われています。

 

第3世代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画像wiki参照)

暗視装置の世代では、最新の分類になります。

可視光の増幅率が約30000~50000倍に向上していると言われています。また、可視光に加え、近赤外線領域も検知可能とされています。

高性能な暗視装置であるため、各国による輸出入規制の対象となっているものが多く、基本的に使用者は官公庁に限られています。

 

デジタル式暗視装置

従来の暗視装置は、微弱な光を増幅し映像化するため光電子増倍管を使用していました。

デジタル式の暗視装置は、光電子増倍管を使用せず、デジタルカメラなどで使用実績のある半導体等を用いることで微弱な光を増幅し、映像化しています。

デジタル式においては、可変倍率機能や、映像の録画機能などを備えているものが多くあります。

 

 

2 熱線映像装置(サーマルイメージャー)

熱をもつ物体から放射される遠赤外線を捉えることにより、像を生成する装置になります。光が全くない状況でも目標物から放射される熱を感知することで映像化できます。

ただし、色や細かい輪郭線を映像化できないため、顔や服装などを識別が困難であること、観測者と目標物との間にガラスなどの熱を遮蔽する物体が存在すると像を生成できなくなるなどの欠点もあります。

 

 

3 ドットサイト

銃器用の光学照準器の一種で、ハーフミラーやレンズに光点などを投影し照準できるようにした装置です。

ドットサイトの構造

(画像wiki参照)

投影されている光点を目標物に重ねるだけで照準できます。

正確さよりも素早く照準できるように倍率が無いもの(等倍)が一般的です。また、照準となる光点自体が発光しているため、暗所においても照準できます。構造の違いによりそれぞれに利点・欠点があります。

 

オープンタイプ

光点などを投影する前面のレンズが露出しているタイプです。

チューブタイプに比べ軽量にしやすい利点があります。

欠点としてレンズなどが破損しやすいことや、照準する際にガイドとなるチューブが無いため、光点を見失いやすいことが挙げられます。

 

チューブタイプ

チューブの前後にレンズが配置してあるタイプのドットサイトです。

レンズや光点を投影する機構がチューブにより守られているため、オープンタイプに比べ頑丈にしやすい利点があります。

欠点は、オープンタイプより大きく、重くなりやすいことです。

 

4 ホログラフィックサイト

レーザー光を特殊なレンズに反射、投影し照準できるようにした照準器です。照準の仕方は、前述のドットサイトと同様です。

ホロサイトの構造

(画像wiki参照)

クリアで歪みの無い視界が得られることと、レンズが割れても使用できることが利点になります。

欠点は、小型化しにくいこと、電力消費が大きいため稼働時間が短いこと、内部機構の寿命が短いことです。

 

 

5 マグニファイアー(ブースター)

マグニファイアー(ブースター)とは、ドットサイトやホログラフィックサイトの後方にセットすることで、ドットサイトなどに倍率を与えられる光学装置です。

3~4倍程度の倍率のものが多く、倍率の有無を即座に切り替えらえるようにマウントが

跳ね上げ式になっているものが一般的です。

 

 

6 スコープ

長距離における精密な射撃を目的として使用される望遠機能付きの照準器です。スコープを覗き込んだ時に見えるレティクルを目標物に重ねることで照準します。

様々な倍率のものがあり、倍率を変化させることができるもの(可変倍率)もあります。また、レティクル自体が発光し暗所での照準をしやすくしているモデルもあります。(イルミネーテッドレティクルと呼ばれます。)

 

以下にスコープに関する用語の説明を記載します。

 

・レンズ径

対物レンズの大きさです。

大きいほど取り込む光の量が多くなり、スコープを覗いたときに見える像が明るくなります。

ただし、大きすぎると銃器に取り付ける際に、銃器から離れた位置(=高い位置)に取り付けざるを得なくなるなど不具合が出ます。

 

・チューブ径

スコープの中間部分で筒状になっているところの直径です。

1インチ(約25ミリ)と30ミリのものがほとんどです。

30ミリの方が、スコープ内部に余裕があるため、レティクルの調整幅が大きくできること、ボディーを厚くできるため頑丈にしやすいなどの利点があります。

 

・アイリリーフ

スコープの接眼レンズと使用者の眼までの適切な距離のことをアイリリーフと言います。

スコープは、接眼レンズと眼を少し離した状態で使用します。その距離が近すぎても遠すぎても適切な像を見ることができません。

カタログなどでは、その適切な距離をアイリリ-フとして示しています。

 

・パララックス(視差)

パララックスには、2つの意味があります。

1つは、照準線と銃軸線の差が原因で、狙点と着弾点との間に差が生まれることです。これは、特にドットサイトなどの照準器を銃から高い位置にセットし、至近距離の目標物に対し射撃を行った際に顕著に現れます。

もう1つは、スコープのレティクルが投影されている距離と目標物までの距離の差になります。

この差が大きいと、レティクルははっきり見えているのに目標物がぼやけて見えてしまったり、スコープを固定したまま眼の位置を変えただけで、あらかじめ狙っていた点からレティクルが勝手にズレてしまうなどの現象が起きてしまいます。

このパララックスを調整するために、スコープによっては、フォーカスノブというものが取り付けられていて、投影されているレティクルと目標物の距離の差を調整します。

                         (画像wiki参照)

 

・M.O.A.

角度を表す単位の一種でMinute of Angleの略です。

100ヤード(約91メートル)先で1インチ(約2.5センチ)となる角度が1M.O.A.となります。

 

・MIL

角度を表す単位の一種です。

1000メートル先で1メートルになる角度が1MILLになります。

 

 

 

この記事を書いた人

田村装備開発(株)の田村です。

当ブログでは、装備品に限らず、危機管理対策や時事問題など様々な分野について書いていこうと思います。

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