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9月開催予定の特別訓練について(1)

#訓練   Goto  2019/9/5

田村装備開発 五島です。

9月14日から16日の3連休に開催予定の特別訓練について、3回に分けてブログで紹介しようと思います。

長くなってしまいますが、どうか最後までお付き合いくださいませ。

今回は、特別訓練「小火器射撃基礎」「TEAM TACTICS」「狙撃基礎座学」のうち、「小火器射撃基礎」について書かせていただきます。

 

9月14日開催予定の「小火器射撃基礎」ですが、この訓練はこれまでに開催していた「射撃技能向上訓練」とは異なり、銃器の構造や作動原理・弾道学・射撃理論についての座学と、射撃術の実習を終日じっくりと行ないます。

 

本来銃器は、正しく用いれば必ず「効果を発揮する=目標に当てられる」ように作られています。

したがって、銃器の効果が発揮できないときは、「銃器の操作を誤っている」か、「身体の操作を誤っている」ことが原因であると考えられます。

むかし私は、射撃訓練で良い結果を出せないことが多くありました。

毎回なんとなく「今回は調子が悪かった」「たまたま外れた」「最近ちょっと太った」など、曖昧な理由で言い訳をして済ませ、当時は緻密な分析を行なっていませんでした。

ある人は、「俺は午後なら当たる。午前中は当たらない」と、何ともガバガバな自己分析を行なっておりました。

 

「当てようと思うと外れ、無心で撃つと当たる」といった精神論的な理論で射撃と向き合っている方は多いと思います。

その奥にある具体的な原因を追究しなければ、運任せ・条件任せの射撃になってしまいますね。

射撃が当たらない理由を《0》にすることはできませんが、武器の能力を知り、身体の使い方を知り、どういったときに外れるのかを理解すれば、対策することができます。

 

当たる・当たらないの話になってしまいましたが、小火器射撃基礎の訓練は単なる「射撃」の訓練ではなく、「射撃=任務遂行のための一つの手段」ということを踏まえて訓練を実施いたします。

 

射撃技能はあらゆる任務の基礎となる技能です。また、個人戦技の練度は、組織的な行動を成功させるために重要な要素です。

銃器の特性や性能を理解し正確に扱えるようになれば、任務遂行能力がただちに向上しますし、他の訓練の効果が増大します。

さて、ここからは余談ですが、自衛隊出身の私は、隊員の持つべき素質として、

1.所在する能力

2.脅威を排除する能力

3.協調する能力

が重要と考えております。

 

今回の訓練は、上記のうち「脅威を排除する能力」を向上させる訓練です。

長田教官のランナビ訓練は、必要な時に、いるべき場所に「所在する能力」を向上させる訓練ですね。

 

長くなってしまいました。このままだと訓練の内容をすべて書いてしまいそうなので、今回はここまでとさせていただきます。

9月15日開催の「TEAM TACTICS」に続きます。

 

「小火器射撃基礎」へのお申し込みはこちらからどうぞ。

 

携行品

・ アイプロテクション

・ 帽子またはヘルメット

・ 丈夫な長袖・長ズボン  (戦闘服の必要はありません)

・ グローブ        (軍手でも構いません)

・ エアーソフトガン    (拳銃・小銃 各一丁づつ)

・ ガス ・ バッテリー   (エアーソフトガン用)

・ BB弾 1000発     (バイオBB弾)

・ ホルスター

・ その他装備品      (マガジンポーチ・ダンプポーチ等)

 

※ 訓練の際にお持ちいただく装備品につきまして、訓練内容によっては使用しない場合もあります。ご容赦下さいませ。

※ 法に抵触するおそれのある物品は持ち込まないで下さい。

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