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9月開催予定の特別訓練について(2)

#訓練   Goto  2019/9/6

田村装備開発 五島です。

今回は、9月15日に開催予定の特別訓練「TEAM TACTICS」について書かせていただきます。

 

この訓練は、小部隊の各種行動を実践し、「指揮をすること」「隊員として指揮されること」を学んでいただけます。

 

当たり前の理屈ですが、独りでは困難な作業でも、複数の仲間が居れば成功率は格段に上がりますね。

当然、危険な任務も、複数の隊員・複数の部隊で臨めば安全かつ合理的に遂行することができます。

ただしこれは、集まった仲間が同じ目的のもと、組織的に行動できた場合に限ります。

充分な戦力がいるにもかかわらず、組織力を欠いたことでうまくいかないことが多々あります。

逆に一人で取り組んだ方が良かったという場合もあるでしょう。

 

部隊内で目的を共有すること。指揮官としてリーダーシップを発揮すること。隊員としてフォローワーシップを発揮すること。

組織力を発揮するために必要なこれらを、失敗を恐れることなく実践していただけます。

 

もちろん、組織的な行動にあたっては隊員の個人戦技が一定以上のレベルであることが重要となりますが、今回の訓練では個人戦技は問いません。

私の失敗談になってしまいますが、ある場所で戦闘になり、すぐ後方には数十名の味方の部隊が控えておりました。戦闘に巻き込まれた私の隊の指揮官は行動不能となってしまい、後方の部隊を呼ぶことができませんでした。私はと言えば、自衛に精いっぱいでした。

脅威は10名強の敵部隊でした。私の隊は身動きがとれず、後方の部隊は敵の情報なく足止めされることとなりました。

もし私が後方の隊を呼ぶことができれば、もしくは後方の隊が前進してくれれば、主導権を奪って状況を打破できたかもしれません。数的優位は我にありました。

 

この訓練は、前回のブログで紹介した、私が重要であると考える「協調する能力」を伸ばす訓練に位置付けられるものですね。

個人戦技の訓練とあわせて組織的な行動を訓練すると、相乗的に訓練効果が高まります。

 

戦闘など困難な状況では特に判断に迷うものですが、様々な状況を再現したこの訓練を体験し、失敗しておくことで、自分と自分の部隊にできることがわかってくると思います。

9月16日開催の「狙撃基礎座学」の紹介に続きます。

 

「9/15 TEAM TACTICS」へのお申し込みはこちらからどうぞ。

 

携行品

・ アイプロテクション

・ 帽子またはヘルメット

・ 丈夫な長袖・長ズボン  (戦闘服の必要はありません)

・ グローブ        (軍手でも構いません)

・ エアーソフトガン    (小銃必須。拳銃は任意です)

・ ガス ・ バッテリー   (エアーソフトガン用)

・ BB弾 1000発     (バイオBB弾)

・ その他装備品      (マガジンポーチ・ホルスター等)

 

※ 訓練の際にお持ち頂く装備品につきまして、訓練内容によっては使用しない場合もあります。ご容赦下さいませ。

※ 法に抵触するおそれのある物品は持ち込まないで下さい。

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